今期のNHK杯もあと2局になりました。
おそらく収録はすべて終わっていて、来期の組み合わせも決まっていそうですが、今年も昨年に続き出場者予想をしたいと思います。
はじめに
ここでは囲碁のルールやプロ組織には触れません(詳しい記事はたくさんあると思いますので)。
そのため、囲碁やプロ囲碁界がある程度わかる方向けの内容になります。
出場者について
NHK のページに詳細が記載されています。
タイトル数の変動などで微妙に変わることはありますが、基本的に「日本棋院・関西棋院から選抜された50人で優勝を争う」ことになります。
2020年賞金ランキング
出場者が限定されている棋戦も含めたものですが、参考として2020年の賞金ランキングを掲載しておきます。
日本棋院のサイトにも掲載されています。
- 井山裕太九段
- 一力遼九段
- 芝野虎丸九段
- 藤沢里菜四段
- 河野臨九段
- 山下敬吾九段
- 許家元八段
- 上野愛咲美四段
- 張栩九段
- 羽根直樹九段
2019年とメンバーは同じですね。
関西棋院の賞金ランキングは発表されていないためここには記載しません。
上記をもとに予想していきます。
予想
出場確定棋士
七大タイトルホルダー
- 井山裕太九段(棋聖・名人・本因坊)
- 芝野虎丸九段(王座・十段)
- 一力遼九段(天元・碁聖)
女流タイトルホルダー
- 藤沢里菜四段(女流本因坊、女流名人、扇興杯女流最強位)
- 上野愛咲美四段(女流棋聖、女流最強)
予想棋士
「七大タイトルの賞金・対局料獲得高の多い棋士から選抜される」特性上、以下のような棋士は高確率で出場することになります。
- 七大タイトルの挑戦手合に出る(負けても賞金が出る)
- 三大リーグ(棋聖S・A・B・Cリーグ・名人リーグ・本因坊リーグ)に入っている(対局料が高い、かつ対局数自体が担保される)
- リーグ以外の七大タイトル本戦で上位に入る
上記を含めて出場棋士を予想します。
女流棋士
- 鈴木歩七段
- 謝依旻六段
七大タイトル挑戦手合敗者
- 羽根直樹九段(45期碁聖失冠)
- 村川大介九段(58期十段失冠)
- 河野臨九段(44期棋聖挑戦)
- 許家元八段(68期王座挑戦)
45期棋聖Sリーグ入り
- 張栩九段
- 高尾紳路九段
45期名人リーグ入り
- 山下敬吾九段
- 林漢傑八段
75期本因坊リーグ入り
- 志田達哉八段
- 横塚力七段
76期本因坊リーグ入り
- 黄翊祖九段
- 鶴山淳志八段
- 佐田篤史七段
- 大西竜平七段
日本棋院ランキング上位 ※カッコ内は理由
- 依田紀基九段(45期棋聖Aリーグ在籍)
- 蘇耀国九段(45期棋聖Aリーグ在籍、59期十段16強など)
- 本木克弥八段(45期棋聖Aリーグ在籍、46期名人リーグ入りなど)
- 安達利昌七段(45期棋聖Aリーグ在籍、46期天元16強など)
- 秋山次郎九段(45期棋聖Bリーグ在籍、68期王座8強など)
- 鈴木伸二七段(45期棋聖Bリーグ在籍、76期本因坊最終予選進出など)
- 富士田明彦七段(45期棋聖Bリーグ在籍、68期王座16強など)
- 六浦雄太七段(45期棋聖Bリーグ在籍、45期碁聖4強など)
- 小池芳弘六段(45期棋聖Bリーグ在籍、68期王座16強など)
- 広瀬優一五段(45期棋聖Bリーグ在籍、76期本因坊最終予選進出など)
- 王銘琬九段(45期棋聖Cリーグ在籍、59期十段20強など)
- 彦坂直人九段(45期棋聖Cリーグ在籍、68期王座8強など)
- 中野寛也九段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期名人最終予選進出など)
- 三村智保九段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期天元16強など)
- 張豊猷八段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期名人最終予選進出など)
- 伊田篤史八段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期天元4強など)
- 内田修平七段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期名人最終予選進出など)
- 孫喆七段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期天元8強など)
- 安斎伸彰七段(46期名人リーグ入り、68期王座16強など)
- 溝上知親九段(46期名人最終予選進出、59期十段20強など)
- 平田智也七段(46期名人最終予選進出、68期王座16強など)
関西棋院ランキング上位 ※カッコ内は理由
- 余正麒八段(45期棋聖Aリーグ在籍、46期名人リーグ入りなど)
- 洪爽義四段(45期棋聖Cリーグ優勝)
- 結城聡九段(45期棋聖Cリーグ在籍、68期王座8強など)
- 清成哲也九段(45期棋聖Cリーグ在籍)
- 中野泰宏九段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期名人最終予選進出など)
- 瀬戸大樹八段(45期棋聖Cリーグ在籍、45期碁聖8強など)
- 呉柏毅五段(45期棋聖Cリーグ在籍、46期名人最終予選進出など)
- 西健伸五段(46期天元4強)
棋聖リーグについてはS~Cでどの程度対局料が異なるのかわかりませんが、対局数が担保されるという点では大きなウエイトを占めるかなと思っています。
昨年は45/50正解でしたので、今年はそれ以上は正解したいところです。